2022-09-13

第16回JIBT 国際カジキ釣り大会

開催期間1994年8月25日 – 27日

下田へ移して今年で10回日、通算16回目のJIBTが8月25~ 27日の3日間開催されました。
久方振りに8月お盆過ぎの開催となった今回は、心配された台風もなく、その前週まで下田沖のイカ場で100~ 170kgクラスが絶好調に釣れていただけに、大いに期待して大会に臨みました。しかし、あろうことか、22日頃からの強い北東の風で水温が低下するとともに、潮も濁って水色が急に悪くなってしまったおかげで、1日5本は釣れると期待していたがあっけなくくつがえされてしまった、というのが今回の総評といったところでしょうか。
ともあれ、25日から始まった第16回JIBTは、89チーム(オーナーボート69、チャーターボート20)360名が参加し、スタートフィッシング!
前述したように急に悪化した潮のおかげで各チーム苦戦する中、初日に、はるばる山口県宇部からオーナーボートを回航してきた「宇部マリンクラブ」が推定90kgのクロカジキを35分でタグ&リリース。しかし、この1尾からは後が続かず、 2日日、 3日目も数少ないヒットをものにできず、とうとう初日にタグ&リリースでポイントをかせいだ宇部マリンタラブが大会を通じて唯一のカジキで優勝を飾りました。
カジキはこれっきりでしたが、 1日目の8月25日には、シイラとしては超大型の部類に入る28.70kgを 「アイランダークラブ湘南」(チームキャプテン:中山幹一氏/釣り人:寺本雅洋氏)が50lbラインであげ、後日の審査で日本記録となり、大会にちょっとした華を添え、特別賞に輝きました。
しかし、最終日の夜は、ホテル伊豆急で全チーム参加のもと、盛大な表彰パーティが開かれ、カジキクイズなどで大いに盛り上り、楽しい一時を過ごしました。
参加された会員の皆さん、 1年かけて頑張って準備していただいたボランティアの実行委員の役員の方々、そして下田市長はじめ地元の皆さん、多大なる協賛を賜ったメーカーの各位に対し、釣果には恵まれなかったものの、盛大に、事故もなく、このトーナメントが開催できたことを心より感謝いたし、御礼申し上げます。
また、来年お会いいたしましょう。

主 催:ジャバンゲームフィッシュ協会
後 援:下田市、下田市観光協会、下田市漁業協同組合他
特別協賛:株式会社シマノ、マミヤ・オーピー株式会社、株式会社ヤナセ、ヤマハ発
動機株式会社、ヤンマーディーゼル株式会社

報告:田中 宏(JIBT実行委員長、常任理事)

優勝した宇部マリンクラブの皆さん。向かって右から3番目がアングラーの野村春夫さん。(タグ&リリースはカジキがお立ち台持ち込まれないため、この大会のために、わざわざオーストラリアからレプリカを取り寄せた次第です。)

出典:JGFAニュース1994年 No16

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です