2022-11-12

伊豆漁業共同組合から

伊豆漁業共同組合 代表理事組合長 加藤 紀久夫氏

伊豆漁業共同組合 専務理事 長谷川 一夫氏

カジキ釣り大会では、地元の漁船をチャーターボートで使っていただいていますし、漁師たちとトラブルになったっていう話は聞いたことがありませんね。地元の人たちを始め、見てる人たちも楽しんでるからいいことです。前夜祭にも地元の人たちは呼んでもらっていますから気安い交流もできますし、夏の経済には大きく貢献していただいています。

カジキ突きん棒漁の場合、漁師もちょっと他の魚と気持ちが違っていて、自分が突ける範囲に浮かないで、あっちのルアーに食っちゃったものは運だから仕方ない、って思います。そういった意味でのんびりしたところがあるかも知れませんし、いまカジキはそれほど市場価値がありませんから、むしろそれを活用していただける皆さんたちともうまくやっていけています。

プロとアマの違いはありますが同じ海に出る仲間ですから、プレジャーの人たちも引き続き気をつけて欲しいと思います。港内の安全航行に関しては言うまでもありませんが、沖でのマナーも。ここらあたりの漁師が主に狙うキンメの食うところにはカジキもいますが、その船団を見つけたら注意してください。漁船は列を作って瀬の上を流していきますが、せいぜい2マイルかそこらの幅ですから、オーナーボートには漁船がかたまった場所を大きく迂回してもらえば、トラブルの可能性も未然に避けることができます。

JIBT は下田の夏の風物詩として、地元民も楽しみにしているイベントです。これがずっと開催できるように、お互いに頑張りましょう。(談)

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