2022-11-15

下田市長のメッセージ

松木 正一郎 下田市長

静岡県の中でも、下田の街はちょっと特殊な開放性にあふれていて、江戸時代からあまり変わっていない町並みが残っています。伊豆半島の先端で、地形的にはどん詰まりなのですが、海上交通、つまり船によって日本各地とつながっているという特殊性ですね。

皆様もよくご存じの、川端康成の著作「伊豆の踊子」は、とても短い小説ですが、その中で下田は大事な役割を果たしています。主人公は、可憐な踊り子を含めた旅芸人の一座と出会うのですが、彼らは下田への到着を、もう1つのふるさとに帰るような気持ちで楽しみにしているんですね。私たちの町は、海からまた陸から、いろんな人がやってきた土地ですが、彼らを受け入れ続けてきた風土があります。天城を越えて下田に来るのは、いまでいうテーマパークに来るようなものだったのでしょう。気候が暖かくて、温泉も豊富で、さらに様々な商店や飲食店もある。

このカジキ釣り大会も楽しくて賑わいに溢れ、交流のさかんな夏の風物詩として定着しており、市民の皆様も国内屈指の大イベントとして誇りに思っているという実感があります。そういうことから私たちも、トーナメントに関わる方々、およびジャパンゲームフィッシュ協会様は、下田市の大切な仲間という認識を持っております。(談)

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