2022-11-01

第39回JIBT 国際カジキ釣り大会

●開催期間:2017.7.21〜23 ●出場チーム:86チーム(および1チームがキャンセル)
●選手数:434名 うち オーナーボート 75艇、チャーターボート 11艇

Day1 クロカジキ234.55kg筆頭に14尾!

 梅雨明けが宣言され、風も弱く快晴となるコンディションの中、第39回ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメントが始まりました。

 スタートフィッシングから各艇はアオネ、イカ場、ウドマアワセにかかる水温25〜26℃前後の海域を中心に広がり、8:13にソルティーが発したヒットコールを皮切りに多くのファイト報告が寄せられました。ファーストマーリンはそのままソルティーがクロカジキにT&Rを決めてGETし、続いて8:19にクロカジキをヒットさせていたブルーウォーターが30ポンドラインでのT&Rを決めてポイントで上回りました。

 その後もヒットコールが続々と寄せられる中、マーメイドACはクロカジキ2尾にT&Rを決め、ホワイトタイガーはダブルストライクのうち150.5kgのクロカジキのランディングに成功し、ストップフィッシング直前にヒットコールを寄せたブルーウォーターはバラシで2尾目のポイントを加えられません。その中で、10:54に控えめのランディングコールを発したマハロは2尾目のクロカジキT&Rを決めて帰港しましたが、いざ計量してみるとクロカジキの重量は234.55kg! と他を圧倒する釣果となりました。

 第1日目は、12:26からストップフィッシング後もファイトを続けていたアドミラルが残念ながらポイントを挙げることができませんでしたが、終わってみるとカジキ31ヒット、9尾のT&Rと5尾のキャッチを得ることができ、計14尾と上々の釣果となりました。

Day2 クロカジキ6尾の釣果

初日と同様に風も弱く蒸し暑い日和の中、定刻7:00に大会実行委員長のスタートフィッシングの声が鳴り響きました。

 最初のヒットコールが8:19にソールズベリーFCから発せられ、続いて8:28に江戸徳からダブルヒットのコール。2日目最初の釣果はソールズベリーのクロカジキ121.35kgキャッチで、2日目の最大魚となりました。

 初日はファイトタイム6時間で涙を呑んだアドミラルFCは今日もヒットを重ね、昨日の雪辱を果たしてクロカジキ推定140kgにタグ&リリースを決めました。また、オーパスフィッシングクラブはクロカジキ117.35kgをキャッチし、JIBTの場にて嬉しいファーストマーリンを決めました。

 最終的には、大会2日目のダブルヒットも含めたヒット報告数は30回を数え、初日の32回に迫りましたが、全体的に食いが浅いようであり、キャッチとタグ&リリースを決めたのはソールズベリーFC、清志郎、オーパスフィッシングクラブ、MISS BAGHEERA、アドミラルFCおよびチームウルフ(A)の6チームと、昨日よりもポイントには繋がらなかった1日でした。
 2日目を終えて、2日間の総得点上位は1日目の上位3チームがそのまま順位を維持しました。果たして最終日3日目には逆転劇が起こるのでしょうか!?

Day3 クロカジキ計11尾の釣果、優勝は果たして・・・

下田の夏を感じさせるような蒸し暑く薄曇りの天候が、第39回ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメントの最終日となる3日目の選手たちを迎えました。

定刻7時のスタートフィッシングと同時に各艇が思い思いのポイントに向かいます。その行先は、東は初日から船が多かったウドネダシ、南は昨日若干の釣果も見られたヒョータン周辺、西は初日から釣果が続いているイカ場と、多くの方面に船が散らばるという珍しい展開となりました。

今日最初のヒットコールは、今までで一番早かったTEAM Wave DanceのG’DAYから7:37に寄せられました。このヒットは残念ながらバラシとなってしまいましたが、その次にヒットコールを発したアゲインファンタジアが30ポンドラインで8:18にクロカジキ推定70kgへのタグ&リリースを決めて大会3日目最初の釣果を確定させました。

それからもヒットコール数は順調に増えていき、様々なチームがヒットとファイトを繰り広げる状況となりました。東ではTRUE BLUE FCが30ポンドラインでクロカジキ推定130kgにタグ&リリース、下田港に近いトンガリ周辺ではウェイビーラインがやはり30ポンドラインでクロカジキ推定100kgにファイトタイム19分でタグ&リリース、西ではイカ場で串本あど丸FCが8:19にクロカジキ推定100kgにタグを決めました。少し遅れて、南のヒョータンではチームウルフ(A)がクロカジキにタグ&リリースを決めて続きました。

各艇がヒットを重ねていき、前日よりも競技時間が1時間短いにも関わらず、最終的には前日を上回る32回のヒットコールが寄せられ、タグ&リリースが9尾、キャッチが2尾の計11尾が大会3日目の最終釣果となりました。

大会を通して、初日が14尾、2日目が6尾、3日目が11尾、合計31尾のクロカジキが釣れ、近年でも釣果の充実した大会となりました。その結果、大会3位は50ポンドラインでクロカジキ2尾にタグ&リリースを決めたチームウルフ(A)、2位はクロカジキ150.5kgキャッチおよび50ポンドラインでクロカジキ1尾にタグ&リリースを決めたホワイトタイガー、そして優勝は今大会内で最大魚となるクロカジキ234.55kgをランディングし50ポンドラインでクロカジキへのタグ&リリースも決めたチームマハロが第39回ジャパン・ビルフィッシュ・トーナメントの栄冠を手にしました。

●大会期間のカジキデータ

月/日ストライク数タグ&リリース(尾)キャッチ(尾)合計備考(魚種すべてクロカジキ)
7/21319514うちT&R1尾失格
7/2230426 
7/23329211うちT&R1尾失格
合計9322931 

★カジキのストライクがあったチーム:54チーム/86チーム
★カジキの釣果があったチーム:25チーム/86チーム

●【団体総合】(表彰3位まで)T&R:タグ&リリース

順位チーム
No.
チーム名合計
ポイント
備考(魚種すべてクロカジキ)
1位26チーム マハロ596.827/21キャッチ234.55kg 50lbライン(最大魚) & 7/21 T&R/推定80kg 50lbライン
2位56ホワイトタイガー420.757/21キャッチ150.5kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン
3位69チームウルフ(A)3907/22T&R/推定90kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン

※同ポイントの場合は大会規定により達成時刻の早い方を優先する。(以下同)

●【個人総合】(表彰3位まで)

順位チームNo.アングラー名チーム名ポイント備考(魚種すべてクロカジキ)
1位56赤堀 大輔ホワイトタイガー420.757/21キャッチ150.5kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン
2位26谷本 聖巳(しげみ)チーム マハロ401.827/21キャッチ234.55kg 50lbライン(最大魚) 
3位78岡田 順三マーメイドAC3257/21T&R/推定100kg 50lbライン、7/21T&R/推定130kg 80lbライン

●【タグ&リリース賞】(表彰1位のみ・チーム)

順位チーム
No.
チーム名合計ポイント備考(魚種すべてクロカジキ)
1位69チームウルフ(A)3907/22T&R/推定90kg 50lbライン、7/23T&R/推定100kg 50lbライン

●【西川龍三賞(最大魚賞)】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名重量備考(魚種すべてクロカジキ)
1位26谷本 聖巳MAHALO234.55kg7/21 キャッチ234.55kg 50lbライン

●【ファーストマーリン賞】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名ランディング(またはT&R)日時備考(魚種すべてクロカジキ)
1位18中臺 章記SALTY2017/7/21 8:36:007/21T&R/推定110kg 50lbライン

●【レディース賞】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名ポイント備考(魚種すべてクロカジキ)
1位9佐々木つぼみBlue Water2607/21T&R/推定130kg 30lbライン

●【チャーターボートキャプテン賞】(表彰3位まで・個人)

順位船名船長名ポイントチーム名備考(魚種すべてクロカジキ)
 1位第六人徳丸田中 大海325マーメイドAC7/21T&R/推定100kg 50lbライン、7/21T&R/推定130kg 80lbライン
 2位光明丸土屋 臣嘉130清志郎7/22T&R/推定130kg 80lbライン
 3位該当なし    

●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】(表彰1位のみ・チーム)

チームNo.チーム名備考
   19  さんりくグランダーズ遠距離を安全に航行し、長きにわたり大会に参加

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