第11回JIBT 国際カジキ釣り大会
目次
特別協賛 (株)オリムピック・シマノ工業(株)・東レ(株)・ニッカウヰスキー(株)・ヤマハ発動機(株)(50音
第11回J.I.B.Tを省みて
開催期間1989年8月18日 – 20日
今年の大会は、一口で言うと好天気を釣ったと言われます。開催日が台風シーズンに当たっているため、心配でした。開催直前に3つの台風が発生し、一時は駄目かと心配しましたが、、幸いにも揃って進路を変更しました。そして第7回から下田に移して以来、始めて凪と上天気の海になりました。水温は23~26℃ と結構でしたが、水色が濁り、魚の方はいささか淋しい状況でありました。おまけに第1日目に東京都よりフィッシングエリアについての取締りがあり、 トーナメント区域の変更などのハプニングも釣果に影響を与えたと思われます。もっともこれは毎年感じておりますが、今年もフックアップ後のラインブレイクは7例あり、特にその中の2例は長時間のファイトの後、ランディング直前でラインブレイクし、姿からするとかなり大きい獲物だったと思われます。海が凪ということから誠に残念でした。 トーナメントでは先ず魚を上げるということで、 くれぐれもラインは太いものの使用をお勧めしたい。今年の大会から新しく一般の人の見学船を企画しました。事前の宣伝が不足でしたが、60人を超える見学者があり、今後を期待されます。また電通の力をかりて、釣り界以外の一般のマスコミに働きかけてみましたところ、これも意外な反響があり、ビッグゲームもスポーツの仲間として取り上げられそうです。表彰パーティーも力を入れたつもりですが、会員の皆さんの御意見を賜りたいと思います。トーナメント中の無線は、安全のためには勿論、傍受はトーナメントの楽しみの原動力です。一部の船で整備不良が見られます。くれぐれもご注意下さい。次に成績を挙げました。163kgのブルーマーリン、大会新記録が入っております。また来年の7月26、27、28日第12回JIBTが予定されております。下田の海で元気な皆さんと会えることを楽しみにしております。
大会実行委員長 田中 宏
第11回JIBT最終成績
団体総合
チーム名 | ポイント | ||||
---|---|---|---|---|---|
1位 | ブルーマーリンFC | 211.9 | クロカジキ | 163.0kg | 50lbライン |
2位 | ジャパンビルフィッシュC | 112.7 | 〃 | 112.7lg | 80lbライン |
3位 | 西日本GFC(A) | 36.8 | マカジキ | 33.8kg | 80lbライン |
4位 | 江の島ビルフィッシュC | 57.0 | シイラ(タギング) | ||
5位 | チームオリンピック(B) | 25.8 | カマスサワラ | 19.8kg | 80lbライン |
6位 | レディ&デューク | 24.0 | シイラ(タギング) |
個人総合
チーム名 | 氏名 | 船名 | 魚種名 | 重量 | ラインクラス | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ブルーマーリンFC | 佐志田 徹 | フェニックスⅡ | クロカジキ | 163.0kg | 50lbライン |
2位 | ジャパンビルフィッシュC | ダニエルマルタン | スーパーセーバー | 〃 | 112.7kg | 80lbライン |
3位 | 西日本GFC(A) | 島田 克博 | 髙宮丸 | マカジキ | 33.8kg | 80lbライン |
オーナーボート賞
チーム名 | 船名 | 船長名 |
---|---|---|
ブルーマーリンFC | フェニックスⅡ | 森部 秀夫未 |
船長賞
1位 | 髙宮丸 | 小沢 保太郎 |
2位 | 山庄丸 | 土屋 泰一 |
3位 | 君丸 | 鈴木 喜一 |
タグ&リリース賞(タグ&リリースチーム賞)
江ノ島ビルフィッシュC キャプテン 山口 稔
国際賞
該当なし
レディー賞
チームパピヨン
ファッショナブル賞
チームパピヨン
出典:JGFAニュース1989年 No11
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