2022-11-01

第38回JIBT 国際カジキ釣り大会

●開催期間:2016.7.22〜24 ●出場チーム:86チーム
●選手数:425名
●出場艇:86艇(オーナーボート:74 、チャーターボート:12 )

Day1 第1日目は低水温で苦戦!

肌寒く、北東の風強く、霧雨の降る中で、第38回JIBT第1日目が午前7:30にスタートしました。
 下田の南には冷水塊があり、海色も悪く、水温の高いところでも22℃台。近年のうちで最も厳しいレベルでの戦いとなり、例年であればスタート1時間以内には上がってくるヒットコールが聞こえてきません。第1回目の10:00のロールコール(無線での定時連絡)も過ぎ去った中、TRUE BLUE II から11:02に発せられたヒットコールがカジキと確認された最初の一尾となりました。しかし、このヒットは残念ながらフックがはずれてしまいました。
 厳しいスタートとなった第1日目は、TRUE BLUE  II、美弥丸(チーム SUNRISE)、サンプラン、APACHE、 HANG OVER IIそして HOUTA の計6チームからしかヒットコールが得られませんでした。ヒットコールのすぐ後ににバレてしまうような状態が続いた中で、サンプラン(川島三智キャプテン)が30ポンドラインにて2時間13分のファイトを繰り広げたものの、残念ながらラインブレークとなってしまいました。
 風は大会2日目にかけても強いですが、天候は日曜日にかけて回復傾向となることが予想されています。良い潮が入り、熱いファイトが繰り広げられることを期待したいですね。

Day2 カジキ釣果は4本

強い北東風は残るものの、夏とは思えない涼しい気温と好天に恵まれて第38回下田国際カジキ釣り大会(JIBT)の2日目が7:00にスタートしました。
 前日は雨と風、低水温に苦しめられましたが、次第に水温は好転してきており、場所によっては24℃台の潮も西側のエリアでは出始め、昨日よりも2度程度上昇したところも見られました。大会初日はヒットコールがなかなか得られませんでしたが、本日は7:44には HANG OVER II からヒットコール。続いて7:52に イーストワン からもヒットコールが届きました。最初の2艇によるデッドヒートは後からヒットした イーストワン が制し、52.5kgのマカジキのランディングに成功しました。ファイトタイムでは残念ながらわずか1分及ばなかったものの、HANG OVER IIもマカジキ推定60kgへのタグ&リリースを決め、ポイントをゲットしました。
 その後は、 アルベロ、コアドリーム、番匠高宮丸(ビルG)、カンパニュラ III とヒットコールが続き、ファイトタイム4時間25分の末にコアドリームがシロカジキ160.3kgのランディングに成功、カンパニュラIIはマカジキ推定60kgへのタグ&リリースに成功してポイントをゲット。番匠高宮丸と、11:39にヒットコールを寄せたKINGは残念ながらバラシとなってしまいました。
 風は次第に弱まり、釣りのしやすいコンディションになりつつあります。潮もよい方向に変わってきており、釣果は各チーム1本で横並びとなっているので、第3日目の釣果が楽しみな状況となりました。

Day3 カジキ7尾。コアマーリンクラブ(コアドリーム)が念願の初優勝!

第38回JIBTは、夏とは思えない寒さそして北東強風にたたられましたが、なんとか3日間無事に開催できました。
大会エリアの水温は伊豆諸島周辺に居座る冷水塊のため、初日(7/22)21℃台、3日目の最終日にしてやっと24℃台のところが現れるといった低水温が続き、水色もよくない中での開催でした。そのため、大会期間中釣れたのはマカジキ6尾、シロカジキ1尾の合計7尾で、水温25℃以上を好むクロカジキは釣れませんでした。

 1日目(7/22)は北東強風しかも雨の中、6回アタリはあったものの、釣果はゼロ。(カジキ釣りではアタリのことをヒット、あるいはストライクといいます。)

 2日目(7/23)は、雨はないものの北東強風は続き、それでもなんとかシロカジキ1尾(160.3kg)、マカジキ3尾(50kg台)計4尾があがりました。カジキのストライクは7回ありました。この結果、2日目までの暫定1位はコアドリーム。シロカジキ160.3kgをファイトタイム4時間25分の末ランディングし、当日の最大魚ボーナスポイントを加えて290.45ポイントを獲得。暫定2位は推定60kgのマカジキを30ポンドラインでタグ&リリースしたカンパニュラIIIで100ポイント、暫定3位は大会のファーストマーリンとなるマカジキ52.5kgを80ポンドラインでランディングしたイーストワンでファーストマーリンポイントを加え82.5ポイントでした。

 3日目(7/24・最終日)の早朝はやっと風も収まりベタ凪、晴れのいい天候になりましたが、日が昇るにつれ、またもや北東強風になってしまいました。
スタートフィッシングは前日同様7:00。参加艇は少しでも水温や水色のいいエリアを探しながらルアーを引きます。この日最初のヒットコールは8:16、ふじこう丸。しかし、すぐにフックが外れてしまいました。続いて8:46に地元チャーターボートの光明丸がヒットさせましたがこれも8分後にフックが外れてしまいました。小型のマカジキのようです。
そんな中、この日最初の釣果は11:12にLEVANTE(レバンテ)が30ポンドラインで推定40kgのマカジキをタグ&リリースし100ポイントを獲得しました。次の釣果は11:44にマカジキ28.6kgを50ポンドラインでランディングしたアイエヌジー。この前後にもカジキのストライクはあるもののフックはずれが多くなかなか釣果につながりません。そしてこの日の最後の釣果は12:06にマカジキを30ポンドラインでタグ&リリースしたブラックパール。最終日はダブルヒット(同時に2本のロッドにヒットすること)を含め17回のストライクがありましたが、釣果は3尾と少なく、大会合計7尾の釣果をもって14:00、ストップフィッシングとなりました。

 ★この結果、2日目(7/23)にシロカジキ160.3kgをランディングしたコアマーリンクラブ(ボート:コアドリーム)が25回目の出場にして念願の初優勝を飾りました。

★最大魚賞(西川龍三賞)はシロカジキ160.3kgをあげたコアドリームの本田寿浩さんが獲得しました。

●大会期間のカジキデータ

月/日ストライク数タグ&リリース(尾)キャッチ(尾)合計
7/226000
7/237224
7/2417213
合計30437

★カジキのストライクがあったチーム:27チーム/86チーム
★カジキの釣果があったチーム:7チーム/86チーム

●【団体総合】(表彰3位まで)T&R:タグ&リリース

順位チーム
No.
チーム名合計
ポイント
備考
1位22コアマーリンクラブ290.457月23日 12:44、シロカジキ160.3kgキャッチ、50ポンドライン
2位17カンパニュラ III1007月23日 9:50、マカジキ推定60kg T&R、30ポンドライン(同点の場合、時刻優先)
3位45LEVANTE1007月24日 11:12、マカジキ推定40kg T&R、30ポンドライン(同点)

●【個人総合】(表彰3位まで)

順位チームNo.アングラー名チーム名ポイント備考
1位22本田 寿浩コアマーリンクラブ290.457月23日 12:44、シロカジキ160.3kgキャッチ、50ポンドライン
2位17池谷  栄カンパニュラ III1007月23日 9:50、マカジキ推定60kg T&R、30ポンドライン(同点の場合、時刻優先)
3位45岡本 達幸LEVANTE1007月24日 11:12、マカジキ推定40kg T&R、30ポンドライン(同点)

●【タグ&リリース賞】(表彰1位のみ・チーム)

順位チーム
No.
チーム名合計ポイント備考
1位17カンパニュラ III100マカジキ、30ポンドライン、推定60kg

●【西川龍三賞(最大魚賞)】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名重量備考
1位22本田 寿浩コアマーリンクラブ160.37月23日 12:44、シロカジキ、50ポンドライン

●【ファーストマーリン賞】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名ランディング(またはT&R)日時備考
1位71福山 雄大イーストワン7月23日 8:07 マカジキ 52.5kg キャッチ、80ポンドライン

●【レディース賞】(表彰1位のみ・個人)

順位チームNo.アングラー名チーム名ポイント備考
1位該当なし    

●【チャーターボートキャプテン賞】(表彰3位まで・個人)

順位船名船長名ポイントチーム名備考
 1位該当なし    
 2位該当なし    
 3位該当なし    

●【ベストセーフティー賞(下田海上保安部長賞)】(表彰1位のみ・チーム)

チームNo.チーム名備考
     本部船・人徳丸・田中克佳氏長年、本部船の船長として大会の安全に尽力した人徳丸・田中克佳氏(2016年1月逝去)の功績を讃えて。

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