2022-09-23

第26回JIBT 国際カジキ釣り大会

【開催日】2004年7月15日~18日(15日:会場パレード&前夜祭)
【開催地】静岡県下田港およびその沖合
【参加チーム】98(2チームキャンセルで96チームのエントリー)
【参加選手】476人(釣りをしないゲスト、スタッフ、関係者含め総計680名)
【参加艇】96隻(地元チャーターボート(遊漁船)21、オーナーボート75)
【共催】
ジャバンゲームフィッシュ協会、(社)海洋レクリエーション協会
【後援】
下田市、下田市観光協会、下田市漁業協同組合、下田市船主連合会、下田市遊漁船組合、下田市青年会議所、下田市商店連合会、下田料理飲食組合、下田温泉旅館協同組合
【特別協賛】
SHIMANO、日神不動産、YAMAHA

概 況
今年は下田開港150周年の記念すべき年にあたり、下田市の皆さんと盛大なイベントとして開かれました。7月15日は、下田海上保安部の温かいサポートをいただき、参加艇による「海上パレード」、そして夜には地元下田市関係者の皆さんの絶大なご支援を得て盛大な「前夜祭」が開かれました。
また、大会期間中は「下田ベイステージ」周辺で「下田マリンフェスティバル」が同時開催され、地元の皆さん、大会参加者、それに観光客も交え、にぎやかに執り行われました。
釣りの方では、早い梅雨明けとともに暑い日が続き海水温も急上昇、26~ 28℃ 台の潮温となり、比較的高水温で釣れるクロカジキ主体の釣果となりましたこその結果、3日間で60~ 184.4kgのクロカジキ27、推定30kgのフウライカジキ1の計28尾が釣れ、そのうち15尾がタグ&リリース(標識放流)されました。(タグ&リリースの内訳は、クロカジキ14、フウライカジキ1)
優勝は、 1日目に2尾、3日目に1尾の計3尾のクロカジキをタグ&リリースした「フェニックス」(チームキャプテン:森部秀夫未さん)。2日目にトップに立った「TeeFour」をかわし、1989年の11回大会以来、2度目の優勝を飾りました。
今回も昨年に引き続き、独立行政法人・遠洋水産研究所と共同で「人工衛星追跡型タグ」の装着が試みられましたが残念ながら1本も取り付けられませんでした。
しかし、検量に持ち込まれたカジキは検体調査され、貴重なデータを得ることができました。また、今回はカジキ以外に50~ 67.4kgのキハダが6尾上がりました。

最大魚
クロカジキ184.4kg(7/18「洋啓丸(マリンピアSFC・洋啓丸)」37kgライン)

報告:JGFA事務局

3日間のカジキデータ

ストライク数T&Rキャッチ合計
7/163010414
7/1718336
7/1821268
69151328

「海上パレード」(7/15)
今年は下田開港150周年の記念すべき年。それを記念してJIBT出場全ボートによる海上パレードが行われました。(7/15)下田海上保安部の最新鋭船「いずなみ」(後方)が歓迎し見守る中、デコレーションしたボートが下田港をパレードしました。

「体験乗船(ボランティアクルーズ)2」(7/17)
大会2日目(7/17)も地元の子どもたちがボートに乗りました。
ボランティアしてくれた船長さんと和気あいあい。

「前夜祭2」(7/15)
前夜祭の一番の呼び物、フラタンス地元レディーたちのすばらしい踊りに大歓声が上がりました。

「優勝チーム」(7/18)
優勝チームは「フェニックス」(ボート:フェニックス、チームキャブテン:森部秀夫未さん)。
初日にファーストマーリンをあげ、もう1本、計2本をT&Rし、3日目(最終日)にもその日のファーストマーリンをあけ、計3本のT&Rを決め優勝しました。ポイントはすべて「ヒョータン南西」の潮目だったとのこと。さすがベテランチームでした。

「チーム第2位」(7/17)
2位は、「K’sルアークラフ(B)」チーム(ボート:TeeFour、チームキャブテン:阿部晃久さん)。フェニックスに負けずに初日2本のクロカジキ(T&R1本、検量1本)、2日目にももう1本(T&R)あげ、この時点ではフェニックスを上回ってトップでしたが最終日に逆転され、惜しくも優勝を逃しました。

「チーム第3位」(7/17)
3位は、「スカイブルークラブ横浜」(ボート:第6人徳丸、チームキャプテン:小松正訓さん)。地元須崎のチャーターボート・第6人徳丸で大会前日も下見を行い、田中大海船長もたいそう入れ込んでいたのでそれが好結果につながりました。初日に1本、2日日はファーストマーリンをあけ、計2本を37kg(80Lb)ラインでT&Rしました。

「西川龍三賞※(大会の最大魚賞)」(7/18)
今大会の最大魚クロカジキ184.4k9です。3日目(最終日)にマリンピアSFC・洋啓丸(ボート:洋啓丸、チームキャブテン:片山貴雄さん)の川嶋隆さんがファイトタイム57分で釣り上げました。ラインは37kg(80Lb)でした。場所は「タカセ」。
※JGFA設立者のうちの一人である故西川龍三さんを偲んで設けられた賞です。

「表彰パーティー4・優勝!!」(7/18)
フィナーレは優勝した「フェニックス」。1989年の11回大会以来、2度目の団体総合優勝を果たしました。副賞は来年のハワイHIBT招待と超豪華です。

「表彰パーティー5・フィナーレ」(7/18)
96チーム、関係者あわせ、680人の表彰バーティーも幕を閉じました。来年もそしてこれからもずっとカジキの釣れる下田でありますように。地元の皆さん、またご協力いただいた企業各社はじめすべての関係者の方々に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

第26回JIBT表彰結果

団体総合(表彰3位まで)

順位 チームNo. チーム名   合計ポイント 備考           
1位7フェニックス7757/16 クロカジキT&R推定100kg・24kgライン/大会のファーストマーリン
7/16 クロカジキT&R推定120kg・24kgライン
7/18 クロカジキT&R推定100kg・24kgライン/3日目のファーストマーリン
2位24K'sルアークラブ(B)670.17/16 クロカジキT&R推定150kg・24kgライン
7/16 クロカジキ検量146.7kg・24kgライン
7/17 クロカジキT&R推定140kg・24kgライン
3位81スカイブルークラブ横浜4107/16 クロカジキT&R推定100kg・37kgライン
7/17 クロカジキT&R推定140kg・37kgライン/2日目のファーストマーリン

出典:JGFAニュース2004年 No25

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