国際カジキ釣り大会(JIBT) について

国際カジキ釣り大会 JIBT 実行委員長 渡邉清一郎

立ち上げから50周年の節目を間近に迎えた国際カジキ釣り大会 (略称 JIBT) の開催地は、黒潮が岬を洗う風光明媚の地、静岡県下田市です。JIBTは、毎年100を超えるチームが技術を競うビッグゲーム・トーナメントとして世界屈指の規模であり、その名は内外に広く知られています。昔から漁師さんたちが巨大魚と相まみえてきた歴史のある下田は、カジキ釣りの聖地といえる場所。黒潮に乗って当海域に回遊するカジキの数はとても多く、トーナメント・アングラーたちにとって胸の躍る出会いをもたらしてくれます。

この大会は、申し込めば誰もが参加できるオープントーナメントではありません。カジキを追いかけるアングラーたちは、アマチュアの代表としてふさわしい品格、マナー、そして安全意識を持っているべきと私たちは信じています。日本で開催されるトーナメントのお手本になるような大会を運営するには、そのような人たちに集まっていただき、これからを見据えて次世代を育成したい。ですから私たちは出場選手全員が、日本の釣りを真剣に考え、魚族保護と釣り文化の発展に取り組むジャパンゲームフィッシュ協会 (JGFA) の会員であること、プライベートボートでご参加の方は加えて、全国組織であるボートオーナー連絡会 (BOL) の会員であることを義務づけています。

カジキは、最高にすばらしいゲームフィッシュです。カジキ釣りは、とてもエキサイティングな遊びです。この釣りを将来に手渡していくためには、思いを同じくする仲間を増やし、交流を深め、力を合わせてゆくことが必要です。もしあなたが私たちと同じ情熱をお持ちなら、まずはぜひこのトーナメントを見に来てください。大会が行われる夏、下田の町はとても盛り上がり、なんともいえない一体感が生まれます。よろしければ、私たちといっしょに、それを体験しませんか。将来の新しい仲間と出会えることを楽しみにしています。

国際カジキ釣り大会 JIBT

実行委員長 渡邉清一郎